まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

4K版ヘルレイザーを見た話

続・ヘルレイザーを見た話

 

前回までのまえがみ…

軽い気持ちで見たリブート版「ヘルレイザー」を見たことをきっかけに

ヘルレイザー熱が再燃してきたまえがみ。

現在1作目4Kリマスター版の上映をしているシネマート新宿に

行くことを決意する

 

 

ということで!

行ってきた!

 

館内はポスターはもちろん、魔導士たちの等身大パネルなんかもあったりして

ヘルレイザー推しモード!!

神保町シアターもそうだったけど、こう作品愛に溢れたロビー作りというのは

単館の生き残り戦略としてとってもいいですね。

 

そして約1時間半時間の鑑賞をおえる!!

とっても!!とってもよかったー!!

10年前見た時よりも冷静に見れたので色々じっくり楽しめた。

(10年前は刺激が強すぎてちょっと具合悪くなった)

 

あと、4Kになったのと、大画面だったので

細かな造形なども見やすくて、特殊撮影大好きっこの私の心を

いい意味でえぐった!!

改めて私はこの作品が、あと、この時代のこういった作品が

好きだなぁと思った。

ヘルレイザーは1987年。古き良き名作ホラーの中では最後のほうと思う)

 

その理由を考えてみると、まずはやはり

CG以前だからこその、撮影と美術、編集の凝りっぷりがとっても素敵だから。

SFXっていっていいのか?

それが

凄いいい。

 

前半に、家の床からゾンビ化したような人が出てくるシーンがあるんだけど

あのシーンはほんとに、ホラーSFX界の名シーンなんじゃないか、ってくらいすごいいい。

気持ち悪い。

 

CGは本当になんでもできて、今まで出来ない表現も可能にしたけれど、

やっぱりこの古い特撮の「なまなましさ」っていう部分では

どうしてもかてないんじゃないかなぁと思う。(今の時点では)

だからクリーチャーが出てきたりグロシーンがある古い作品は、

今の作品に負けないすんごい魅力を持っている。

 

リブート版と比較しても、やっぱりこの初代ヘルレイザー

グロシーンは秀逸である。

(すべてのはじまりなだけある)

魔導士たちを神々しく見せる表現力もすごいんだよなぁ。

低予算映画だろうが、低予算、とはいわせないようなクリエイティビティー

ここにはある!!!

 

あとこの時代(80年代)のホラー全般にいえるけど

こう作品をまとってるこの時代だからこその空気感も気持ち悪くていい。

4kにしたところで、その良さは到底消えやしないのだ…。

(性的な表現もなんかきもちわるい)

 

お話はというと、新作と負けず劣らず前半はイライラする作品である。

そして後半の、ホラー映画っぽいたたみかけがいいですね。

この子つっよっていうのも、あるある笑

 

あと、ヘルレイザーシリーズ全般にいえるけど

「人の欲望」をキーにしてるのもとっても好き。

しっかり一番の欲望野郎が魔導士たちにえぐいもっていかれかたするから

カタルシスを引き起こす。

笑ゥせぇるすまんもそうだから、私は多分こういう題材が大好き)

 

でもその点、新作はいい人々がひょいひょいと生贄になっちゃって、悲しかったけど。。

 

役者さんもみんななんか味が合って、良い意味で気持ち悪くてよい。

あれ?私はこの作品に、怖さよりも、気持ち悪さを感じてるのかもしれない‥。

 

そんなこの作品の気持ち悪さを大画面、大音量で

味わえたのは本当に最高な時間だった。

企画を作った方に感謝ですね…。

来月以降の続編上映も楽しみだなあ。

 

 

 

最後に

 

私はやっぱり魔導士のおでぶちゃんが好きだ

復活させてくれ