最近はイギリス英語を聞きたい、という気持ちが高まり
以前は保留にしていたイギリスのドラマ
「ピーキー・ブラインダーズ」を見ています
Peaky Blinders
(NETFLIXで独占配信中)
どんなドラマ?
バーミンガムに1890年代から20世紀初頭まで実在した「ピーキーブラインダーズ」
というギャンググループをモデルにしたドラマ。
(モデルだが、中身は相当なフィクションである)
思想、ルーツ、階級の違う他グループ、人々と、関わり合い、戦いながら
主人公家族シェルビー家が成り上がっていく様子がドラマチックに描かれている。
現在のところシーズン6
各6話
感想
はじめはけっこうとっつきにくかった。
舞台はイギリスだし、歴史的背景に疎いし、ギャングのあり方についてなかなか気分が乗っていかなかったので…。
しかしながら、シェルビー家の個性豊かな人々を把握していくうちに、
いつのまにかこのあまりにクールに描かれた世界にはまっていった…!
(↓こういった感じのキメキメカットが要所要所にあります)
私は現在シーズン5の5らへんなのですが、
シーズンまたいで時がどんどん流れていき、その当時のイギリスや世界の
思想や社会の流れなんかも分かって勉強になる。
もちろん中心はピーキーブラインダーズのギャング人間ドラマだけれど。
ギャングドラマといっても派手派手しい戦いシーンなどはそんななく、
主人公、シェルビー家次男トーマス・シェルビーの頭脳で戦っている感じが続く。
シーズンごとに一つの問題があり、それをクリアしていく、と言った感じなのだが、
それを解決するにいたり、作戦が違う箇所で同時進行していたりして
面白い。
(さっしの悪い私はよく置いてきぼりになるが)
魅力としてはいろいろだが、
まずキャラクターが魅力的であり、
それを見事に演じ切っている役者さんたちが素晴らしい。
(キャスティングの豪華さもすごい)
・トーマス・シェルビー(シェルビー家次男・主役)
演技はもちろん、顔立ち、醸し出される雰囲気、全て素晴らしい役者さん。
普段とは全然違うそうだが、頭脳明晰、冷静、弱さもあり、優しさもあり、裏で常に苦悩している、という人間みの深いトーマス役はほんと彼しか出来ないんじゃないかと思う…。
・アーサー・シェルビー(シェルビー家長男)
ポール・アンダーソン
個人的にキャラクターとして一番好き。好きが過ぎる。
感情的でキレてることが多いが、弱く、愛情深い一面を持つ男。
泣いたり怒ったりするなかで優しげな瞳が際立つ…
・ポリー・グレイ(トーマスたちの叔母)
めちゃくちゃかっこいいギャング一家の女性。
トーマスより血気盛んと言われるほど強く時に怖い女性。
だが家族思いでその優しさに時折ほっこりさせられる。
役者さんはハリポタ、ドラコマルフォイの母親約で特に有名な方。数年前にガンで若くして亡くなった。彼女の演技を堪能するためだけにもこのドラマを見てほしい、って思うほど魅力的な女優さん。
ああ、書き出すと全員書きたくなってしまうな!!
けど終わらないので省略!!
あとは、トム・ハーディーがユダヤ人ギャング訳で出演していたり、
あのジュラシックパークのサム・ニールが最初の敵側警部だったり
ゲームオブスローンズのリトルフィンガー役エイダン・ギレン(だいすきいいいいい)が出てたり
「クイーンズ・ギャンビット」で主演を演じた美しくも個性的な女優さん
アニャ・テイラー=ジョイも出ているよ!!
ほらほら!興味が出てきたでしょう??
そしてとにかく映像が綺麗だ!!映像の見せ方も綺麗だ!!
バーミンガム、しかも1890年代の、なんて全くえんもゆかりもなくても
自然に吸い込まれてしまうよ!!
そしてそしてさらに魅力的なのが
音楽!!音楽!!音楽がやーばい!
イギリスやアメリカのロックバンドの素晴らしくクールな曲たちが、
素晴らしいタイミングで挿入歌として使用されている!!
場面によっては本当鳥肌モノで
音楽の力、名曲の力を感じざるをえない。
というか、映像と良い音楽が合わさった時の破壊力のやばさを感じざるをえない。
選曲のそのセンスのよさに
感心しっぱなしでした。
聞きなれない昔の濃ゆいイギリスなまりも聞いてくうちに
聞き取りやすくなり、大変心地よいのであります。
ぜひ、次見るドラマを探している方も、
イギリス英語に浸りたい方も
見てみてくださいな!
・追記
とっても魅力的なこのドラマですが
登場人物の喫煙率、喫煙頻度が高すぎるうえに
とっても美味しそうなので禁煙中の方は見ちゃダメです