まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

東京ディズニーランドについて本気で考えてみた 3

東京ディズニーランドの魅力についてせまるシリーズ

3記事目!!!

 

1では基本的な魅力にせまり、2ではアニマトロニクスについてせまった。

この記事では取りこぼしのないように、

私が個人的に思うその他の魅力を解説するぜ!!

今まではディズニーランドをディズランと表現してきたが

今期時ではTDLとするぜ!理由?とくになし!

 

1 景観、美術

よくUSJとの対比でいわれるのが、USJは園外の景色が見えるが、TDLは見えないっていう。

そう、それは事実であるし、TDLは景観への意識がめちゃくちゃたかいのだ!!

雰囲気づくりへの意識、ともいう。

 

現実である外の世界は見えないようになっているのは当然で、生える木々の一本一本も、この世界観がくずれぬようにしっかりと管理されてるように思う。

(新しく作られた美女と野獣エリア。奥に遠近法を利用した、雪をかぶった山まで描かれていた)

 

(どこだこれ?ってかんじだが、これも全てパーク内の作られた自然である)

 

そして言わずもだが、美術へのこだわりが素晴らしい。建物は計算しつくされたデザインと色見を持ち、↑のような岩も再現度もすごい。

 

(シーのプロメテウス火山は、地学オタクを群がらせるほどの出来らしい)

(※この記事ではTDLに主軸を置いて書いておりますが、シーも同様であると思ってください)

まあでも、映画でも美術スタッフがこういったものを作り上げるから、映画の中のような世界を作った、とすれば当然といっちゃあ当然の魅力なのである。

 

2 音楽と音

音、は本当に、ここならではの魅力がつまっている。音楽、そのものもよく考えて作られているとは思うが、ここでいう私の感じる魅力はそこではなく、その「使い方」であり、「しかけ」である。

 

まずはエリアごとに変わる音楽。エントランスから始まり、ショッピングができるワールドバザール、そしてエリア其々に用意されている音楽。全て、我々がワクワク出来るように流されている。

 

一番毎度、凄いなぁ、と思うのが、アトラクション内の音楽と音である。

だいたいのアトラクションが、流れるようにシーンを変えていく。そのシーンが変わる時の、前の音楽と新しい音楽のグラデーションがどの乗り物であっても綺麗で、どういう手法か分からないが、こだわりを感じる。その空間の音楽に、ライド自体から発せられてる音、オーディオアニマトロニクスの言葉や歌なども200%に合わさって、とんでもないことになっているのだ。いやはや、ほんとに、これはとんでもないことをしていると思う。

 

次々と流れていくライドであるのに、全ての人が同じ体験ができるようになっているのは、これまた音の切り替えやスピーカーの位置、音量などの細かな調整がなせる技である。

 

3 歴史を感じさせる

この魅力はシンプルである。

元祖であるカルフォルニアのDLは1955年、そしてフロリダのディズニーワールドリゾート内にあるDL的パークマジックキングダムは、1971年にオープンしている。

83年にオープンしたTDLは、もちろんこの2つのパークと同じ部分、同じアトラクションを持っており、今でも残るそれらは(もちろん消えてしまった部分も多いけれど)重厚な歴史を感じさせる。

当時の人々が、さらに古いアメリカを再現したもの、当時の未来をイメージしたもの…。

 

どれも古いアメリカ感があり、当時においても日本人には新鮮だったろうが、現代においてはさらに独特に感じられる部分だと思う。(これも非日常感を後押ししている)

 

ちなみにTDLには7つのテーマエリアがあるが、私はその中でも「未来の国」をイメージしたとされる「トゥモローランド」というエリアの雰囲気が大好き。

 

「人類月面着陸以前に思い描かれた無機的なSF世界をもとに…」とwikiには書いてあった。つまりは何十年前の人が描いたSF感が残る場所…。

本来の意味のレトロフューチャーではないかもだが、しっかりと私にはレトロフューチャーが感じられる、未来をイメージしたエリアであるにもかかわらず、良き古めかしさが残ったエリアである。

 

4 ウォルトディズニーのやばさ

これはもうそうまとめ、という感じだが、こんなコンセプトの世界を作ってしまった歴史に残る気の狂った強者ウォルトディズニーの存在がやばい、と感じられる。狂気である。(財力もすごい)

 

元々古きディズニー映画にも狂気が見え隠れしているが、身体をもって、やっぱりウォルトディズニーはやばい人だ、と感じる場所だ、ここは。良くも悪くも。

 

なににおいても、マニアックなものをメジャーに押し上げた時に、すごい爆発が起きると私は思ってるんだけど、ディズニーなんか、最たるものだよなぁと思う。

いまでは皆普通に受け入れているけれど、こんな作られた奇妙な場所で心から楽しんじゃってるのは、冷静に考えてみると物凄い違和感があることではないか?っていう。

 

そう、そんな気の狂ったものが人々の気を狂わせている感じも、私にとっては魅力に感じるのだよ!!

(ちなみにウォルトディズニーは都市伝説界隈で人気である。嘘か本当かは知らぬが調べてみると面白いでしょうたぶん)

 

 

はい、こんな感じで、TDLの魅力については終わりたいと思います。

 

まとめると、つまりは、アニマトロニクスたちと、作り手の本気が感じられる場所であること、ってことが大きいです。ものづくり、と徹底的なエンターテイメントについて、考えさせられます。

 

 

あと、日光東照宮によくにてますね。私は日光東照宮に初めて行ったとき、とても感動しました。その歴史ある、金と権力にものをいわせたような、素晴らしき建物や彫刻。「徳川家康は永遠に不滅じゃい!!!」という力を感じるあの感じ。職人と家康どっちにもひれ伏したくなるあの感じ。

TDLにおいても、それを同じように感じます。

 

それから、何度もTDLに行ってしまうのは、好きな映画を何度も見てしまうのと同じようなかんじ。物語と、表現と、技術技法に魅せられて、見る度に発見のある映画のような、そんな感じ。

 

おお、自分でも納得のいく言葉が出てきたぞ。よかったよかった。そうなんだよ、日光東照宮にいくのと、大好きな映画を1年ぶりに見てみるのと、そう変わらない。

ヨッシャー!!

 

 

次回は私が一番魅力的に感じる二つのアトラクションについて情熱をこめて書きます!!それでこのシリーズをやっと終えれます!やったぜ!