3回にわたり、東京ディズニーランドの魅力について考えて書き連ねてきたが
(1記事めはコチラ↓)
そんな細けえことはどうでもええ、私はこのアトラクションが大好きなんや、そのために行くんや、ってやつがTDLは2つあるので、それをご紹介したい。
一つ目はカリブの海賊!
(※公式ホームページより)
ご存知「パイレーツ・オブ・カリビアン」の原作(?)である。
船に乗り、たんたんと海賊の世を見せつけられるアトラクション。
TDLオープン1983年からあり、カルフォルニアとフロリダのパークにあるものを融合された感じでデザインされている、歴史を感じる名作である。
2003年に公開した映画の成功を受けて、逆輸入のような感じで2007年に上手にリニューアルされた。このリニューアルは、ジャック・スパロウ、バルボッサ、デイヴィ・ジョーンズなどを登場させ、劇中曲を使うなど、映画世界を投入したものであったが、元の良さを生きまくってるので、見事なリニューアルだった。
(自然と溶け込むジャック氏)
このアトラクション、なんとTDL総建設費の10%が使われていたっていうんだから驚きである。(約160億円だってさ!ひええー!)
でもそれも納得のクオリティ。屋内アトラクションでは一番敷地があるように感じられる。(空間のでかさには毎度驚かされる)それでありながら、隅々まで凝られた装飾、美術、そしてリアルなアニマトロニクスの数々。
どこをとっても完璧なアトラクションである。
(良い意味でただのよくできた博物館の乗り物にさえ思える)
しかしカリブの海賊。あまりに忠実に海賊たちの行いを再現しているために、現在の倫理観ではひどいシーンも多い。「女性売買」のシーンがあるのだが、アメリカのカリブの海賊では、「女性差別」の声があがり、変更を与儀なくされたという。
ので、オリジナルの女性売買のシーンが残されているのは、TDLにあるもののみ、となっている。こういった、古いからこそおこる側面も、なかなか興味深い。
(時代だねぇ、とはいえ、忠実性に魅力があるのだから全く的外れなクレームだなぁと思ってしまう私は時代遅れなのかもしれない)
(↓問題の箇所を日本語訳してくれてる楽しい動画がコチラ)
まあとにかく、こんだけ素敵なアトラクションなんだが
TDLの乗り物は30~120分待ちくらいは当然であるにも関わらず、回転率がいいからか、超人気、ってわけじゃないからか、いつも5分程度で乗れちゃうのも魅力の一つである。
カリブの海賊だけでこんな書いてしまったが、次!!!
ほんとに大好き!!!!!
これはいわゆる「ダークライド」である。黒い個性的なライドに乗り、古びた洋館の中を下ったり登ったりして、洋館の雰囲気と幽霊たちを楽しむアトラクション。
(シーンに合わせて向きを変える乗り物ドゥームバギー。これもクールなのだ)
こちらもTDLオープン当初からあり、これも元はカルフォルニアとフロリダにあるものである。
美術、装飾、アニマトロニクス、全て素晴らしいのだが、ホーンテッドマンションならではの魅力といえば、やはり、50年以上も前に作られたとは思えないほどの「しかけ」がたくさんあることだ。骸骨化する絵、伸びる絵、すける天井、こっちを見続ける石像、透明の踊る幽霊…。全て過去の技術によって、「なぜ!?」と思うような仕掛けがされている。デジタルに頼れなかったからこその良さが、このアトラクションにはたくさんあるのだ。
(幽霊の舞踏会を上からのぞく、という発想クールすぎない??)
また、しっかり練られた裏ストーリーもすごい。
「1967年にオランダ市長が周りの警告を無視してマンションをたてる。しかし気が狂い自ら墓に幽閉。その次の人も住むが死亡。その次の人もなんだかんだあって、女にはさまれて、オカルトにはまった末、死亡…」
(適当にまとめたが、本当は小説のごとくしっかりとしたストーリーになっている)
ホーンテッドマンションに限らず、TDLおよびTDSのアトラクションには、表に出さないのにも関わらずきっちりと隠された物語や背景が作られていて、それもまた魅力の一つである。
ちなみに2004年から、毎年9月~1月間は、映画「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の徹底的コラボバージョンになっている。
これまた、わたくしはこの映画を幼き頃より敬愛しているため、最高な出来事であった。さらに、容易くコラボ、とはいえない、大規模別アトラクション化であったので、さすがとしかいえない。
(本当に雰囲気がまったくかわる↓)
だがしかし、やはり私は元の質素なバージョンのほうが好きである。
ということで、語り切れないが、
結局のところ、私はこの2つのアトラクションが好きで、TDLへ行く、といっても過言ではない。どちらも元々はとても古いものであるが、
私に このキャラクターが好き!というのがないからかな?こういったクラシカルな古き良きディズニーランドぽさが魅力に感じる。
それでいて新しいものには全く引けを取らない(ていうかそれ以上?)気合の入り方が他の新しいモノとは違うように感じる。
今とは違って、広告、売り上げ、分かりやすい利益、などにこだわりすぎない時代だからこそできたんだろうなぁっていう。
かなり久しぶりの新しい大規模アトラクション「美女と野獣」(2020年オープン)
とっても期待してて、はじめてのって、もちろん、最新技術のアニマトロニクスや乗り物に感動も興奮もしたんだけど、ちょっといくつかの欠点が見えてしまって、私はあまり大好きにはなれなそうでした。スゴイんだけどね。
しかしながら、ディズニー社さんのアトラクションにかける情熱はやっぱり素晴らしい!!これからも楽しみにしています!!ぜひとも、この2つのようなお金と頭の使い方をお願いします。
ということで、東京ディズニーランドを語るシリーズこれにて終了です。
頭がよく回転して、すっきりしました。
長々と読んでくださった方々ありがとう。
私はとりあえず、今後の人生において、上海とアメリカのディズランに行く夢をかなえられたらいいな、と思います。
色々頑張れ自分。