まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

自分とお酒の関係について本気で考えてみた

私はお酒が好きだ。

習慣的なものもあるし、気分的なものもあるし、普通に味を楽しんでいる時もあるし、酔いたいがために飲む時もある。

一人で飲んでいるのも最高だし、人と飲むのも最高だ。

 

でも本当に、私のようにお酒を飲む人は減っているんだなぁ、と常々実感している。現実では私の飲み友達はほぼ姉しかいない。

でも、私だって最近の人々のように、あまりお酒を知らずにオバサンになるルートだってあったはずだ。と思って、何故自分がこうなってしまったのか、を考えてみた。

 

すると、このせいでこうなった、という出来事、というか、選んだからそうなった、道、が2つあるのを改めてはっきりと認識した。

 

 

まずは、大学時代の居酒屋でのアルバイトである。

これが私に酒を覚えさせた、全てのはじまりだ。

 

そこは個人経営のお店で、60代のオーナー一人と私、という勤務だった。

普通の小さな飲み屋だが、さすが個人経営。常連さんがくると、オーナーも酒を飲み始め、そのうち私も飲むことを勧められた。まずここで、お客のお酒を作りながら、自分も飲む、という何の店だよ!と思われてしまいそうなことを、やらされていた(芋っころな自分だったのでそういった色気はないが)。

そこでお客やオーナーがお飲みなさい、といってくれた焼酎を飲む、ということを繰り返していたら、ビールやカクテルをふっとばして、焼酎を先に飲めるようになってしまった。

 

ここでのお酒経験は店内だけにとどまらず、常連さんやオーナーととそのまま違う町の店(古いタイプの居酒屋やスナックみたいな店)へ行き、朝まで飲むコースなども頻繁にあったため、私の肝臓はお酒を覚えながらボロボロになっていった。(悲しい)

 

でも当時の私は、つい最近まで子供だった自分が、大人の世界を見れたり、大人の方々(だいたい60~のおじちゃんおばちゃん)に平等にあつかってもらったり、色んなお話を聞けることが楽しくて仕方なかったので、全く苦ではなかったのである。肝臓も今より強かった。若さってスゴイ!

(あの村の元気なお年寄りたちもスゴイ!)

 

・・・とこのように、普通の大学生のヒャッハー!とは違うルートでお酒を覚えていったまえがみ。

そしてこれが始まったすぐあとくらいに、私をお酒から離れなくする、ビール好きにする、第2の出会いがあった。それが、バンド活動である。

 

バンド活動にしても、私は軽音サークル、なんてものではなく、ネットのメンバー募集から、これだ!と思う募集を見つけ出し、そこでちょっとしたオーディションを勝ち取り、すてきなバンド、すてきな人たちと出会うこととなった。

 

メンバーは私と20以上も離れた人生的にも音楽的にも大先輩。まあ、お酒好きである。

練習後ライブ後はミーティングと称して居酒屋へいき、(へたしたらライブ前もビール片手にみんなでふらふらしていた)週1の練習、多い時は月1のライブ活動をしていたので、私は彼らから音楽知識をどんどこ吸収するとともに、お酒の新たな楽しみ方も教えてもらった。

 

当時から甘いお酒がだめだった私にとって、お気に入りは焼酎か、ウーロンハイだった。シュワシュワも苦手だったので、ビールの美味しさはまだ分からなかった。

が、焼酎やウーロンハイは外でだらだら飲むのにあまり適さない。

 

こんなおじさんたちが美味しそうに飲むのだから、と思って、だんだんビールに移行していったのである。そしたらどうだ、今ではビール中毒者だ。

(なんてこったい!)

 

そんなこんなで私とお酒は関係を深くしていったのである。

もし、あのバイトに出会っていなかったら、バンドのあの人たちに出会っていなかったら、私とお酒の関係は、良い意味でも悪い意味でも違っていただろう。そういう意味でも、この2つの出来事は、私の人生にとってとても大きかったな、と今、書きながら実感している。もちろん、いい意味でも、悪い意味でも。

 

 

今の私には、その当時のような元気はない。お酒を大量に飲んだら、次の日が大変なことになるし、肝臓がシクシク泣いている声も聞こえる。

しかしながら、経験がないと分からない世界ではあるが、人と飲んで一緒に酔っぱらう、というのはほんっとに最高に楽しい時間なので、これからも大切にしたいと思う。(最近年のせいか本気で酔っぱらった時に悲しいモードになりがちなので、そこは注意したい)

 

これは、声を大にしていいたいが、お酒は飲むといつでも楽しくなれるもの、というわけではない。普段から、別にしらふでも私はお酒飲んでるの?といわれるほどテンション高い時だってあるし。

緊張感のある場所ではいくら飲んでいてもずっと緊張感のある状態であるし、つまらない気分だったらずっとつまらない気分。ただ、楽しい気分だったらそれを増幅させてくれる力はある。逆に悲しい気分だったら、それも増幅する。

結局は自分の気持ち次第なのでは?と、それが、ほんとに様々な酔い方をしてきた経験から導きだした答えである。

ただ、状況により、(とくに一人で飲んでいる場合は)気が大きくなってなんか、まあ、色々やってしまうこともあるが…これはまあ…まあ……うん

 

秘儀!画像を貼って話題そらし!

これがビール以外での最近のお気に入り。甘くなくてちょうどいいお酒!

 

ということで

これからも、普段はほどほどに、ここぞいうときに飲めるまえがみでありたいと思う次第です。

(なんじゃそりゃーーーーーー!)