まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

居酒屋を語る

ここのところ、落ちに落ちてた食欲が

ぐーんと上昇していて

3キロおちて、10キロ戻る、みたいなリバウンドを恐れている。

 

まあそんな恐れはさておき、食欲があるのとないのじゃ、日々の輝きが全然違うことを実感している。

「食べる」という欲がないと、それを満たす喜びを得られなくなるんだなぁと。

当たり前のことだが、身をもって実感。

 

そんなこんなで、大事な食欲を取り戻した私の頭の中は食べることでいっぱいである。

 

甲府ほうとうチェーン小作で食べた激うまコスパほうとうを思い出し、

甲府へ行ってやろうか、と思っているレベルである。

 

また、都内でも飲食店激戦区である高田馬場での飲み屋はしご豪遊なんかも

想像しちゃったりしているのである。

 

なんてことを考えていたら、飲み屋について語りたくなったので、勝手に語る。

いいか?いいのか?かたるぞおおおおおお!!

 

まえがみ語りタイム「居酒屋編」

 

 

飲み屋、および、居酒屋はいい。

個人店の、あのユニークかつ人との距離が近い感じもいいし、

チェーン店の、たくさんの人がわいわいしてて、雑多だが安心感のある感じもいい。

落ち着いた店の、良きお酒と良きつまみで、良き話が出来そうな感じもいいし、

大衆居酒屋の、気軽で、どうでもいい話で大盛り上がり出来そうな感じもいい。

 

居酒屋は、みんな違って、みんないい。

基本的に2時間以上は居座るであろう場所だから、

普通の飲食店以上に、「空間」「雰囲気」が大切なポイントとなる。

内装や照明はもちろん、座席のレイアウトであったり、動線であったり。

 

好みや、その日の気分に合うお店が、本気になれば絶対見つかる、個性それぞれのあの感じ。

こう考えると、私はお酒以前に居酒屋が好きな感じがする。

でも、そんな心くすぐる場所だからこそ、お酒もすすむってなもんだ。

それで気持ちよくなれるんだから、最高としかいいようがない。

 

何人で行くかにもよるが、

複数のツマミを試すように食べれる、という点もいい。

料理にこだわる店はもちろんだが、割としょうもない料理しかなくても、

色々食べれるのは楽しいもんだ。

料理にももちろん個性があり、(チェーン店であっても)

サラダ、串、一品料理、スープなど、多方面からその個性やこだわりを感じることができる。

 

また、一人で行くか、数人でいくか、誰といくか、などで楽しみ方が大きく変わってくるのも面白い。

 

私の場合だが、一人で行く時は、料理の味と、店の雰囲気を心ゆくまで堪能している感がある。そして、うるさすぎず静かすぎない感じの中で、思考をめぐらしたり。

忙しく働く厨房の人を観察してたりもする。この一人の時間は、「自分だけの時間」感が強く、特別で、お酒の力も相まって、ゆったりした、幸せな気持ちになる。

 

でも、一人居酒屋の楽しみ方は、気分にもよるが、他にもある。

お店の人や他のお客さんとのふれあいである。

とくに一人旅中の居酒屋訪問では、誰かと話したくなるのか、私はそっちの傾向が強くなる。

あの時間は完璧だったなァと思うのが、数年前に行った、会津若松旅行。

宿にいくまえにふらっと立ち寄った焼き鳥屋さん。

お客が私しかいなかったので、終始マスターとバイトの女性としゃべっていた。

「昼間は保育士なんですよぉー!でも仙台でホスト遊びするのが趣味なんで、昔っからここでバイトしてますうー!」っていう面白い女性だった。

途中から常連ぽいおじさんが来店して、その人も交えての「会津若松の観光といえば」トークで盛り上がった。

仕舞には私は宿行きのバスに乗り遅れ、3キロ以上歩く羽目になったので、

みんなに「がんばれー!」と言われながら店を出るという…。あったかかったなぁ。

 

見知らぬ土地の見知らぬ人との、一時限定の会話って、なんか、いい。

本来の人間らしい、一期一会な感じ

 

まあそういったことは、都内の居酒屋でも出来る訳で(そういう気分になればだけど)。一人居酒屋ならではである。

 

また、人と行くのももちろんいい。というか、オーソドックスな居酒屋の使い方であると思う。

人との飲み会は、「お酒の力」を度外視したとしても、ある程度の時間、その人自身と、その人との「会話」に集中できる、貴重な時間だと思っている。

そこにお酒の力が入ると、リラックスしたり、楽しくなったり‥。でも、「お酒」自体というよりは、手持無沙汰じゃない感、が、会話をスムーズにさせている気がする。

アルコールの力は、そこまで重要ではないのかもしれない。

(とはいえ、皆で酔っぱらうのはとても楽しいものであるが)

 

ていうか、だから私は人と居酒屋行くのがすきなんだ。

お互い向き合って、長時間会話する機会なんて、なかなかないから。

良く知らない人と行くのはその人のこと知れていいし、

もう既にバチバチに仲良い人と行くのも、色々な話題で盛り上がれて楽しい。

 

その時間と空間と料理を共有してるから、ああ、この人も私も、いまおなじ時間に、

生きてる、っていう気分にもなる。

(そうだ!私は何も泥酔するために居酒屋行ってるわけじゃないぞ!)

 

うーむ、やっぱりこうやって行き当たりばったりに文章を書いているのはいいなぁ。

自分が思ってたことがまとまって、頭が整理された気持ちになる。

やっぱり私は居酒屋も、人も、好きなんだなぁ。

 

 

ということで、とにかく、一人だろうと、人とだろうと

「居酒屋」という空間は、最高なものなのである!

我々に特別な時間を提供してくれる、尊き存在なのである!

それらがあり、そこで飲むのは日本が誇る文化である!

 

いつか、私が、お金持ちになったら、もっと散策して

いいお店いっぱい見つけて

いっぱいお金を落とすんだから!まってて居酒屋!がんばれ居酒屋!

 

(浅草にある大衆酒場ストリート、ホッピー通り。こういう場所が残る東京、好き)