まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

アトラクションを愛を爆発させつつレビューする映画ホーンテッドマンション(2作目)

マレーシアで一足先に見ようとしたものの

あやまってシンガポールの映画館を予約していた、という

とどんでもねぇミスで見れなかった

ホーンテッドマンション

 

やっとリベンジで見てきた

字幕版がもう限られたとこしかやっておらんかったので

大都会渋谷まで足を延ばしたんだぜ…

 

 

エディマーフィー主演の2003年版が上書きされるのが

気になりつつ

ヒットの声を全く聞かなかったので

微妙だったか、と思いきや

想定外

個人的には映画館で見て良かった、と心から思い

逆にマレーシアで言葉わからんまま見なくてよかった、と思える

良き作品だったので、記録しておく

(私は大体の映画を面白かった、と思えるタイプであり、過激な作品も好きだが、平和なファミリー映画も大好きである、という点は留意していただきたい)

 

 

前提として、私は東京ディズニーランド、及びアメリカのディズニーパークにあるアトラクション

(映画の元ネタ)であるホーンテッドマンションの大ファンである

カルフォルニアのディズニーランドにあるオリジナル版は1969年オープン

日本版の基になったフロリダのは、1971年オープン

日本のも1983年オープンというとても古い作品(とあえていう)

であるにも関わらず

全く色あせない名作アトラクション

この世のライドスルーアトラクションの神だと思っているほど

私の愛してやまない存在

 

以前にも少し解説したが、

映画の予備知識として大切に思うので

まずはこのアトラクションである「ホーンテッドマンション」から

説明ささていただく

(自分の映画との照らし合わせのための履修もかねている)

 

 

ホーンテッドマンション東京ディズニーランド

(素晴らしい外観!)

 

簡単にいえば、この屋敷に入り、少し徒歩で進みプレショー(アトラクション前に行われるショーのようなもの)を見て、案内されるままライドに乗り込んで屋敷内を見て回り楽しむ、ディズニーランドでいえばお化け屋敷立ち位置のアトラクション。

東京ディズニーランド公式ホームページより

www.tokyodisneyresort.jp

ゲスト其々がしっかり世界を楽しめるよう計算された独特な形と動きの乗り物(ドゥームバギー)、手抜きゼロの丁寧に仕上げられた全ての美術、当時の出来る限りの技術やトリックで表現されたゴーストや心霊現象の数々、耳に残る「ならでは」なテーマソングを含む素晴らしい音楽と音の演出、

など

全体的なパーフェクトなハイレベルクオリティさが特徴である(ぜんぶぜんぶ!!)

 

未体験で気になる方はぜひYoutubeで体験していただきたい…

(正直はじめては生で体験していただきたいがいたしかたない)

youtu.be

 

そして、見えるところだけすごい、じゃないのがディズニーランドクオリティ!

しっかりと裏ストーリーが

小説のごとく

こまかあああああく設定されているのである

 

1671年10月31日にニューオーリンズに建てられた大豪邸。

なんやかんやあって最初の家主死去。しばらくはホームレスなどのたまり場。

200年後に違う人に買い取られるがまたなんやかんやあって死去。

そしてしばらく降霊術協会によって怪しく使われることに。

協会解散後ジョージ・グレイシーという人が主になるがまたもや死去。

息子のマスター・グレイシーのものになり彼はリリアンという女と結婚するが、マダム・レオタという降霊術師にはまり彼女をすまわせ、オカルトにどっぷりになり、そのうちリリアンは死に、その後にエミリーという資産をもった女と結婚するが、彼女もまた死に、色々あってグレイシーは自殺、レオタは水晶に閉じ込められ…

 

と究極におおざっぱにかくとこんな感じだが、本当はもっと凄い

(気になる方はこちらの方のまとめを…)

ホーンテッドマンションのバックグラウンドストーリーを紹介~館の歴代の主~ - 梅酢ブログ

 

この作りこまれた設定に、アトラクション内の小物や絵などがしっかりリンクしているのが素晴らしい

知れば知るほど楽しい、乗るだけで終わらないアトラクション

これがディズニーランドクオリティ!!

 

と、ストーリーの作りこまれさの凄さを語ってしまったが

これらはほとんど今回の映画にはほぼ関係なし!!!

というところもまた、やっぱ作り手上手だな、と思った部分の1つでもあります

ということで、映画の感想にうつるぜ!!(やっとかよ!!)

 

以下、ざっくりとした映画の感想

※なるべくネタバレなしを心がけますが以下ややネタバレかもなのでよろしくどうぞ

 

 

 

2003年版の映画では主役の不動産屋が家族でその屋敷へいくことになりエッチラホッチラっていう感じの映画だったが(うろおぼえですが)

今回ははて、どんな設定で話がすすむのか!もしや裏ストーリーがメインに押し出されてくるか!とか色々考えていたけれども

そうはならず、

でも前作よりも凝った人設定と配置だった

 

幽霊を信じないニューオーリンズのツアーガイド(主人公)。

ホーンテッドマンションに越してきた母息子。

調子の良い神父。

ネガティブな霊媒師。

幽霊屋敷オタクの歴史学者

 

がメインキャラクター。

終始彼らがワチャワチャしてます。

キャラも役者さん自体もキャラが濃い感じで、

このワチャワチャっぷりがなかなか面白かったし、

私の好みであった。

こう、キャラが濃いものが数人でワチャワチャして仲良くなり

仲良しやってるのって

癒されるだよねぇー
(多分自分が友達がいないので憧れがあるのかもしれない)

 

あらすじ、はあえてここではかかないが、

綺麗なストーリーラインでした。

上映時間122分とこういうファミリーコメディじゃ割と長めだと

思うけれど、設定描写が必要な程度に丁寧であるのに

テンポよくコミカルに話が展開していったので

なげえ感はなかった

 

ノリは、Theこういう映画、って感じのたえまないギャグが続く感じなのですが

これもいい塩梅

いきすぎになりそうなキワキワなライン

単純にケラケラ笑っちゃいました

(マレーシアだったら館内大爆笑の渦だろう)

 

ちなみに、泣けもしました

主演のラキース・スタンフィールドさんの泣き方がよくてねぇ

ついもらい泣き…

(いやおまえいつも泣いてるだろ!っていうツッコミは禁止ですよ)

ああそう、彼すごくいい!好き!

久しぶりに俳優さんを見て 好き!と思った

目が優しくて素敵な俳優さん

こういう可笑しくも優しい映画にぴったりすぎる配役ですわよ…

 

そして気になる

アトラクションファン、から見た感想はといいますと

 

超最高!!!!

 

同じようなファンの方皆がニヤニヤしちゃう

「あれだー!」的演出が盛りだくさん

いや、盛りだくさんなんだけど、出し過ぎず、主張しすぎず

上手いなぁと思った

やりすぎるとそっちに引っ張られちゃうからバランスが難しいと思うのだけど

いや、これはベストでした

(もちろんあのテーマソングもアレンジされて流れまくる!!)

 

この映画の感想、見終わってレビューを少しみたけど「2時間アトラクションみたいだった!」っていう感想多く見た

 

それはその通りなんだけど、

それ以上に別物の「映画」をちゃんと果たしていたので、良かったと思った

 

(どっちかといえばあの

(ここに出してしまうことを少しはばかられるけれども)

名作シャイニングの衝撃の続編ドクタースリープのほうが

色んな意味でただのアトラクションでしたね…私的にはね…)

 

そして先程書いたアトラクションの裏ストーリー

関係ない、と書いたけど

最後の持ち主であるグレーシーは

ほぼ別人で出てきます

 

全体は

あの元のドロドロストーリーを大削除し、

ぎゅーっと絵本レベルにした、という感じでありました

(人はいっぱい死んでるらしいけども)

分かりやすくてとってもよかった

 

あと、

見てる最中からずっと思ってたけど

この映画すごい「ゴースト/ニューヨークの幻」っぽい

題材的にそうなっちゃうのかなとも思うけど

「今回のホーンテッドマンションはゴーストで行きましょう」って

決められたんじゃないかと思うレベルでゴーストっぽかった

 

なのであの「ゴースト」が好きな私がこれを楽しめないはずがなかったんですねぇ

もうちょっと突き詰めると

「ゴースト」と邦画(これまた私が大好きな)「学校の怪談2」

を足して二で割ったような感じで

まあ大変私にとっては大好物

!!!面白さしかない!!!

 

 

とまあ色々書きましたが

とにもかくにも

本当に面白い作品でした!

ホーンテッドマンション(2作目)は!

1作目も面白かったと思うけど、こっちのほうが映画としても面白いし

アトラクションファンを納得させる内容になってるのでは??

 

 

あと、それにしても

ホーンテッドマンションはアトラクション自体が

元々映画に生かせる当時の特撮技術をアトラクションに盛り込んで

映画を乗り物で体感する

みたいな存在だと思うんで

この映画化は特殊な逆輸入だと思いました

 

だからこそのおもろい部分だけど

全編CGで重ねられてるこの映画の幽霊より

アトラクションの、ガラス板を使ったトリックで見せている

幽霊のほうがはるかに幽霊っぽかったり

 

いやはや、やはりあのアトラクションは偉大である

 

 

と、そんなこんなで、

近年はほぼ過激な海外ドラマばかりみてるので

とっても癒されました

そして、私は、ああ、そうだった

私はファミリー映画が大好きだったんだ、

と思い出しました

こういうテイストの映画は

なんかなつかしさも感じるよ

 

笑えて泣けて、童心でたのしめる約2時間!!

 

独身男女がどうおもうかはわからないけど

家族がいる方はぜひぜひ皆で楽しんでほしいなぁ

 

 

 

さあて

ギャングドラマを見て心をすさましてばっかりいないで

キャスパー

でも見直してみるかなぁ