まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

5月と春の宵と英検と

テーマを消化しきったので、まただらだらと記事を書いていく。

昨日がんばりすぎたので、今日はふんわりした雰囲気をめざします。

 

好きな詩に、中原中也さんの「春宵感懐」という詩がある。

読む必要ないけど全文のっけるぜ。(手を抜きたいからではない!)

 

雨が、あがって、風が吹く。
 雲が、流れる、月かくす。
みなさん、今夜は、春の宵(よい)。
 なまあったかい、風が吹く。

なんだか、深い、溜息(ためいき)が、
 なんだかはるかな、幻想が、
湧(わ)くけど、それは、掴(つか)めない。
 誰にも、それは、語れない。

誰にも、それは、語れない
 ことだけれども、それこそが、
いのちだろうじゃないですか、
 けれども、それは、示(あ)かせない……

かくて、人間、ひとりびとり、
 こころで感じて、顔見合(かおみあわ)せれば
にっこり笑うというほどの
 ことして、一生、過ぎるんですねえ

雨が、あがって、風が吹く。
 雲が、流れる、月かくす。
みなさん、今夜は、春の宵。
 なまあったかい、風が吹く。

 

5月は、私にとって1年で一番不思議な気持ちになる時かもしれない。

それがなぜかわからないけど、いつも5月の上旬ごろに思う。

「ああ、五月のニオイがする」と。

 

どの季節もその時なりのニオイがあるんだけど、5月だけは、なんかこう、

その匂いで(この詩のタイトルを借りれば)「感懐」する。なまあたたかな夜に、なんか不思議な気分になったりする。

 

そんでその気分とこの詩がよくあう。

のだが!その春の宵ぽい生暖かい夜っていうのが最近はあまりなくて、今年も・・うーんどうだったかな。味わえてないような気がする。

そんな状態で、今年も5月が終わりそう。春が、(夏ぽいが)終わる。

 

あっというまだったが、何をしてただろうか…。

よく遊び、よく悩み、よく食べていたのは間違いない。

こんな感じで、1年も、1生も終わっていくのだろうか。

 

かくて、人間、ひとりびとり、
 こころで感じて、顔見合(かおみあわ)せれば
にっこり笑うというほどの
 ことして、一生、過ぎるんですねえ

 

きっと、こんな感じ。

それはきっと、いい感じ。

 

おっとっと、5月に思いをはせてる場合ではない

英検の足音がすぐそこまで来てやがるぜ

開け単語帳 解け問題集

これ以上自分の自尊心を低くするような展開はごめんなのだ