まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

脳裏に流れたブルーハーツからその頃を思い出す

本当ならばいまごろ ぼくのベッドには

あなたが あなたが あなたがいてほしい

 

THE BLUE HEARTS/ラブレター 】

 

 

ブルーハーツの中でも

ラブレターという曲は、数多ある曲の中では

昔そんな好きではなかったし、

今もあまり好きではない。

けどなんとなしに頭に流れてきたから書いてみた。

 

 

 

中学生の頃、何がきっかけだったか

周りが嵐や倖田來未EXILEでワッショイワッショイ言ってる中

私はブルーハーツ、および、ハイロウズクロマニヨンズ

つまり甲本ヒロト真島昌利のバンドに

夢中になっていた

 

ブルーハーツ世代といえば、

スピードワゴン小沢さんくらいの年齢の人たちで

(なんで小沢さんなんだよ!というと、小沢さんは以前からファンを公言しているから。彼は73年生まれである)

15~20年くらい違うので

私は彼らを自分の中だけで大流行させて

一人で「うぉぉぉまじでヒロトマーシーあついぜええええ」ってなってた

平成が産んだ、痛いやつだった

 

 

ちょっと後に、ブルーハーツの良さを分かり合える友達が出来て

彼女と「遠出・催しもの参加届」みたいな書類を学校に出して

(夜の外出、遠出、コンサートの参加には書類を書いて許可がおりなければ行ってはいけない、というファッキンガチガチスクール!)

静岡市のホールでクロマニヨンズ、および、はじめてヒロトマーシーを見たあの瞬間は、人生の中でも1,2を争う、忘れられない出来事である。

 

 

親は大学へ行ってほしいと願うものの

あまり行きたくなかった私だったが、

甲本ヒロトが法政大学(中退)ということを知り

何故か法政大学を目指したくなり

学年でもビリから数えたほうが各段に早い成績を

難関私大を狙えるくらいには上昇させることとなる!!

ああなんて浅はかな自分。

(結局、ツメがあまく落っこちることとなる)

 

それくらい、甲本ヒロトに憧れていた少女まえがみ。

 

法政へはいけなかったものの、東京の大学(厳密にいえば神奈川だが)へ進学し、

田舎のあんな閉ざされた空間では出会えなかった

多くの(そんな多くもないけど)ブルーハーツ好き、と言う同世代のひとたちと出会うことができ

ウハウハになる。

 

でもそのうち、クロマニヨンズのライブオフ会とかいったり、

ヒロトマーシーの曲ばかりかけるDJイベントとかいって

上の世代(若者も多少はいたが)のいわゆる「信者」みたいな人々を目の当たりにして

なんとなく、微妙な気持ちになってしまう。

 

そしてさらに、全く違う音楽畑のバンドの人たちに関わったりして

違う音楽を聴く中で

だんだんその熱は冷めていき、

今はもう「過去に特別に好きだった人たち」みたいな、

元恋人、みたいな、

「今何してるかは気になるし幸せを願っているけど、今はよく知らない」

みたいな、

存在になった。

改めて聞くことも、ほぼない。

 

 

 

けど、当時、数年間、寝る前、寝てる間もイヤホンでガンガンにかけてた彼らの音楽。

 

青春時代の音楽。

私にとってそれは、

あのスピードワゴン小沢さんと同じく、

彼らの音楽。

 

もうそれは私の身体の一部になってしまっているといっても過言ではなく

(思春期にハマった曲は、その後何にハマろうとも、やっぱり特別でしょう?)

こうして、ふと、

頭の中に何かしらの曲が流れてきて(詩もはっきりと)

「おうおう、突然だな。まえがみシャッフル再生。今日はハイロウズのバームクーヘンか。」

なんて思ったりして、

懐かしい気持ちになることがある。

 

そして、その頃のことと

ああ、好きだったなぁ、っていう気持ちを思い出したりする。

 

それが今日は、というか、さっきは

ブルーハーツのラブレター」だった。

 

はい、なんのことはない。

ただ、それだけの話なんです。

ながなが自分語りしといて。

すみませんねぇ。それだけなんです。

 

 

読んでもらえるだろうか

手紙を書こう

あなたに

あなたに

あなたにラブレター…