まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

隠れた名所・千葉県「鋸山」

ブログを書くにあたり、写真がないと面白くない、と思うので

googleフォトにストックされてる写真たちを振り返ってネタを探したりするのだが、

今日は過去の忘れかけてた旅の写真を見つけたので、その旅を振り返り記録する意味もこめて、紹介したいと思う。

 

その旅の名、名付けて「鋸山と海と木更津をめぐる裏千葉の旅」

この旅のメインディッシュは、石造の大仏があることで近場の人からは知られる鋸山。

場所は房総半島のこのへんである。

時は二年前の秋、重荷だった仕事から解放されつかのまの無職を楽しんでいたところ、

短期の仕事がきまってしまったので、その前に思い出づくり!ええい!と気合をこめてここへ行くことにしたのだった。

 

何を隠そう、わたくしまえがみは無類の仏像大好きっこ。ここには座像の石仏として日本最大の大仏に加え、千五百羅漢、大観音石像もあると聞いたので、行かないわけにはいかなかった。

以下、旅の記録。

 

仏像たちの前に、最寄り駅となる浜金山に有名なアジフライの店があったので、そこで1時間ほども並んで絶品アジフライを食べた。おいちかったなぁ。

 

そしてロープウェイで山へ向かう。

山からの海ー!!!

私のひとりたびはたいてい天気が悪い。

この日もそうだった。でも綺麗。

 

ちなみに鋸山は、大半が「日本寺」(1300年の歴史があるらしい)というお寺さんの境内となっている。

つまりほぼ霊域。

そのため歩いているだけでその雰囲気や、いたるところにある像で仏教を感じられる素晴らしい場所であった。

 

まず見たのはこの大観音様「百尺観音」。

1966年に作られた30.3メートルの、山肌を削ってできた観音様。

写真だとスケールが伝わらないが、けっこうでかい。

人もいない空間で、なんか怖かった。

 

そして「地獄のぞき」という推されてるスポット。

もちろんさきっぽまで行った。股がヒュン、とした。

 

下り道にはこのように、羅漢像がところせましと並ぶ。

岩肌もクールで飽きない道のり。

でもここらへんも人がいないし、暗いし、なんか怖かった。

 

そして一番の目的である大仏、薬師瑠璃光如来に到着。

クール!!

大きさは31.5メートルで、鎌倉の大仏の約2倍ということです。

青銅じゃないからこその、この岩感が、年季感がたまらないよね。

訳アリぽい年配カップルがいたので自らカメラマンに名乗り出てみたら

お返しに私も撮ってもらったよ。大きさがちょっと伝わるかな?

 

そして下山!!

宿めざして、海沿いを歩いた。(電車を使う距離だったが、数駅くらいなので私はつい歩いてしまう。それがまずかった。)

 

あまりにも海が綺麗だったので、途中で雨も構わず自撮りした。

問題の写真がこちら。

 

人影もない、雨降る海でこんなことをやってたもんだから、この数秒後

生まれて初めてポリスに問いただされるという事件がおきる。

ここにきた理由、とまる場所、など詳しく聞かれた。家出した自殺間近の若い女だと思ったんだろう。年齢を言った時のあの「意外と年いってんな」っていう表情、一生忘れねえぞ。

 

そしてめでたく開放され、無事宿のある駅につく。

良い店を見つけて夕飯兼一人飲み!

全く知らなかったんだが、房総には「さんが焼き」っていう郷土料理があって、

それが、魚のなめろうを焼いたもの。

普通のなめろうと焼いたものどっちもいただいて、おなか満足、

店員さんも優しく色々教えてくれて、こころも満足、いい夜だった。

 

そしてこの夜はおしまい!

 

次の日はもうやることがないので、なんとなく「木更津駅」で降りてみた。

そして、その寂れ具合に唖然とした。

もっと木更津って、ギラギラかつキラキラしてる場所だと思ってたから。

 

テナントの少ない、寂れた雰囲気の商業ビル。

曇り空と相まって切なさがあったので、思わず写真とってしまった。

 

 

さて問題です。

このあと私は2時間ほどここにいましたが、何をしていたでしょうか。

 

いや、答え出ちゃってるな。

まあいいや、名言せずに、この記事を終わりたいと思います。

 

この木更津を知った最後の時間も含めて、素敵な旅であったことを思い出しました。

 

それにしても千葉って、あまり奥まで行ったことがなかった頃は

なんとなく灰色なイメージのつまらない県(ごめんなさい)っていうイメージだったのだけど、本当に房総の海は綺麗で、自然が豊かで今ではすっかりイメージが変わりました。

鋸山はほんとに楽しかったので、この良さをもっと広めたい次第であります。

 

はあ今はまた、のんびり旅へ行きたいがみ・・・。