今日は昨日から続く「去年見た良かった海外ドラマ紹介」の2作目だ!!
1作目ハウス・オブ・カードはコチラだよ!
今日紹介するのは
「ヴァイキング~海の覇者たち~」(全六シーズン)
実在した、といわれるヴァイキングの英雄「ラグナル・ロズブローク」と、彼の子供たちの活躍を描く歴史ドラマ。カナダのヒストリーチャンネル制作。
これは本当に評判も何も聞いたことない状態で見て
とっても面白かったから、掘り出し物見つけたみたいでラッキーだった!
まず私は北欧についても無知だったので、興味深いことばかりだった。
歴史、当時の生活、北欧神話について、ヴァイキングとはどういう者たちなのか、
全て面白かったし、勉強になった。
ヴァイキング、と聞くと海で暴力を繰り広げてるだけのイメージがあるが
全くそれは一面にすぎず、普通に農民だったり商人だったりで定住して生活していたことも分かった。
だが、やはりヴァイキング。
暴力シーンは多く、人々を容赦なく殺していく主人公たちをどうやって愛せようか…最後まで見られるだろうか…と最初の3話くらいまでは思っていたが、1シーズン見たらもう……大好きになっていた。
戦争や略奪のシーンはもちろん多いのだけど、基本的には「宗教」の話であるように、私は感じた。
心の奥底から主神のオーディンを信仰し、ヴァルハラ行きを願うゲルマン民族たち。
だが遠方の国を攻めゆくことで、キリスト教と出会い、改宗するものもいれば、非難するもの、信仰とは、と考えにふけるものもいたりする。その別の宗教が影響を与える事柄についてなど、とても興味深かった。
一応おおまかなストーリーは伝記などに基づいているようなんだが、
その伝記さえあやしいもんで、あくまでファンタジーとして楽しむのが良い。
この作品もキャラクターと役者さんがすんばらしかったよ!
主人公ラグナル(トラヴィス・フィメル)
絶妙な演技と存在感。もう見た目がこの人しかこの役できんだろ、という大物感ありありな感じで、この人を見つけた人、配役した人すんばらしい。目が綺麗すぎる。
ラグナルの古くからの友人であり、道化っぽい船大工、フロキ(グスタフ・スカルスガルド)
かなりユニークなキャラクターで、物語の柔らかい場所も少し担当しつつ、かなりキーパーソンである、という複雑な役周りなのに、指の先までフロキじゃね?ていうくらいの演技に心が震える。
シリーズを通しての彼の心情の変化も、この作品の見所の一つである。
また、やはり憎らしいキャラクターが多く出てくるので、イライラはするドラマである。ていうか、面白い海外ドラマって、基本イライラするよね。
ストーリーはラグナルが大活躍し、死に至るまで、と、その息子たちの活躍と戦い、とそれから、って感じに分かれてるんだけど、
この時の流れの描き方も良かった。
しっかりラグナルが年を取り、もう一線ではない様とか、リアルでよかったなぁ。
傑作ドラマである「ゲーム・オブ・スローンズ」に似てる、とか
ゲースロ好きにおすすめ、とよく言われている感じだが、
たしかにそう。
でも大きな違いは、ファンタジーではないこと。
宗教色が強いので、その占いや迷信、第六感、などの表現はあるが、竜や魔法はでてこない。
逆にゲームオブスローンズだめだった、という人が楽しめる要素もあるんではないかな、と思います。
シンプルな、剣や斧での戦い、カッコいいしね。
ちなみに割と最近に、このドラマの100年後を舞台にした新作「ヴァイキング ヴァルハラ」もネトフリで公開されてて、これも見なきゃいけない海外ドラマ渋滞群の一つである…。
あと間違われやすいドラマで、ネトフリに「バイキング」っていう
とんでもバイキングコメディがあるので、探してる人注意されたし。
(これはこれで面白かったけど笑)
やっぱり面白いドラマっておもしろい!!(あたりまえ!!)
それにくわえ、少し勉強になるドラマは、
書籍で勉強するのがしんどい私にとってとてもお得に感じられるので大好きです!
これからも発掘していきますわ!
配信サービスのある現代ばんざい!