海外ドラマって長いから、最初はキャラ見知りしててもだんだんとみてるうちに
みんな知り合いのように感じてきて、シリーズ終了すると、ロスるよね。
あるある!!(大声)
ということで今日は前から書きたかった
去年見た海外ドラマで面白かった2つの作品について。
そういやちょっと前の記事で書いたや。
私にとって、ブレイキングバッドなどがある「頭一つ抜けてる海外ドラマ」の下の
「頭半分くらい抜けてる海外ドラマ」の枠にある二作。
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」と
「ヴァイキング 海の覇者たち」
今日は「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(全6シーズン)について書くよ!
ネトフリ日本上陸前に話題になってたのでずっと見たかったやつ。
でも重そうでなかなか見れなかった。
が、やっと去年重い腰をあげてみた。
面白かった。
アメリカの下院議員である主人公フランク、およびその夫妻が
あらゆる策略や権力を使い、ホワイトハウス入りし、その中で、野望を果たしていくという政治ドラマ。
恥ずかしながらアメリカ政治について表層のことしか知らなかったので
大変勉強になった!!と共に、恐怖を覚えた。
これはもちろんフィクションであるが、現実はもっとやばいんじゃないか…と
思わせられる罪に満ちた脚本。
(ちなみに原案、脚本のポーの方は政治家のスタッフとして活動していた経験を活かしこれを書いたらしい)
主人公夫妻を筆頭に、好きになれるはずがないキャラクターばかりだし、ちょっと理解の追いつかない性的関係が多くて気持ち悪いし、ストレスはたまる作品であるが、
熱中してみていたのは事実である。
やっぱり素晴らしいのは頭が良いうえにドラマチックな脚本か。
嘘や罪を上手に重ね、積み上げてくる。
あともちろん役者さんたち。
どの役者さんも、素晴らしいっていう言葉じゃたりないくらいなんだが、やはりとくに主人公夫妻のお二人の熱演がひと際やばい。
主人公フランク役のケヴィン氏は貫禄がやばすぎて本当に糞政治家に感じるし
奥様クレア訳のロビン氏は気品がやばすぎて本物のファーストレディだと錯覚する。
引き込まれまくり。その分ほんとーに憎い。
はやくこんな二人破滅しろーーー!!!!っていう気持ちと
まだまだ見たい!!っていう気持ちが心で戦うこと間違いなし!!
あと、ほぼプーチンって感じのロシア大統領ペトロフ役のラース・ミケルセン
(マッツ・ミケルセンの兄である事実にも驚いた)
フランクの腹心、ダグラス役のマイケル・ケリーも、絶妙なキャラを絶妙に演じきってて非常にイライラさせられた。(いい意味で)
しかしながらこのドラマ、非常に残念なことに、主演のケヴィンが他の男性俳優へのセクハラを色々告発されたあげく、強制わいせつで刑事告訴されちゃって
最後のシーズン6では降板。(ていうかクビ)
フランクが死んだことになって脚本が大きく変わっちゃった。
まあそれでも面白かったんだけど。非常に残念である。
以上、ハウスオブカードについてでした!
アメリカ映画とかドラマって作品の中で普通に政府をこきおろすような内容、裏側とか陰謀とかそういうのとか、バンバンだしてる印象がある。
日本人としては我が国でもそういう悪いリアリティがある作品が見たいなあとずっと思ってるんだけど。
けど、なんか、色々だめなんだろうなぁ日本は…。