まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

東京について本気で考えてみた(2)

ごきげんよう

 

前回の記事では私の思う東京のいいところを列挙させていただいた。

maegami.hatenadiary.jp

 

今回は具体的に、東京にはどんなエリア、どんなまちがあるのか、に

触れていきたい。

 

そのまえに東京の全路線図をお見せしよう。

想像よりやばかった。これを使いこなしてるなんて、私やっぱシティーオバサンだわ。

 

これだとわけがわからないから、やっぱり区の画像にする。

まずは「新宿区」

ご存知歌舞伎町のある新宿とか、大きなコリアンタウンである新大久保、歴史と文化、高級料亭があったりする神楽坂、早稲田大学がある高田馬場などがある。

新宿区だけでもエリアで全然違うので、東京の奥深さが伝わるだろう。

大繁華街があれば古き良き飲み屋街もあるし、ビル群もあるし、外国の方が本当にたくさん住んでいるし、極道の方の家がある住宅地もある。

色んな顔があるので、ぷらぷらして比較的楽しいエリアだ。

 

そして「中野区」から「杉並区」

ここはいわゆる中央線が通っていて、中央線沿いらしい町、といわれる町が続く。

中野、高円寺、阿佐ヶ谷あたりは、独特なサブカルチャータウンであり、なんだか古めかしい商店街に、飲み屋も多い。音楽活動が盛んであり、バンドマンにとっては楽しいエリアだ。

ちょっと駅から外れると、とても住みやすそうな住宅街が広がっている。住む場所として、色んな層からかなり人気だと思う。私も昔は住みたかった。

あと、私が初めて行ったときあまりに色々オタクなものがありすぎて感動した、中野ブロードウェイがある。昔のアニメのセル画の店があったり、古い玩具の博物館みたいなお店があったり、まじですげえ、と思ったあの感動を私は忘れない。

 

それから千代田区

東京駅や、皇居、国政の中心永田町や霞が関、がある一方で、日本一の古本屋街がある神保町、あの秋葉原もこの区に存在してしまってるという面白い場所。

ここは本当にどこを歩いていても東京だなぁと感じる。空気感がまずなんかすごいし、その変化もすごい。オタクタウンとして有名な秋葉原は、はじめていくとその広さに圧倒される。そして今やオタクのまち、っていうよりサブカル、風俗、電気、なんでもある町。欲望とおかしな文化に包まれてて、一番地方や海外の人が考える、現代の東京らしさや日本らしさを持っているかもしれない。

 

千代田のとなりの中央区も散歩マニアとしては捨てがたい。

銀座の高級ブランド立ち並ぶ街も歩く分にはいいし、日銀や、財閥系の素敵な建築がある通りを歩くのも楽しいし、東京を感じる。

国の重要文化財の一つである日本橋三越本店も最高にクール。

そこの1階から5階へ続く吹き抜けに「天女(まごころ)像」という、怖さと美しさをかねそなえた歴史ある物凄い像があるのだが、本当に一見の価値あり。

是非肉眼でご覧いただきたく思う。

 

そして台東区

上野公園がある場所として有名な上野、昔の東京の面影を残す浅草、玩具の問屋街が広がる蔵前、谷中ぎんざ、という素敵な商店街がある日暮里がある。

上野は知られている通り、私が泥酔して寝た駐輪場・・・ではなく、(もあるけど)上野動物園国立科学博物館国立博物館東京都美術館、西洋美術館、と目的になりやすい施設がたくさんあるため、全部回るとなると大変である。真夏は暑くて死ぬので絶対きちゃだめ!

駅すぐのアメヤ横丁はものすごいアジアのカオスを感じる横丁。私は美術館よりこっちのほうが好きだ。というかやっぱり上野は人が多すぎて大変なので、落ち着いている小さな商店街、谷中ぎんざをプラプラしたほうがいい。

浅草は何度いっても、なんだか素敵な町。浅草寺が有名であるが、その周りを取り巻く商店街も大きくて、歩いてて楽しい。私が手裏剣やクナイを買った忍者ショップもある。

 

 

どうだろうか。東京の色んな顔がある感が伝わっただろうか。

写真があまりないのが申し訳ない。

私が特に東京っぽいなぁ、と感じる区のみをあげてみた。が、他の区もまだまだ奥深いぞ。けどこれでおわりにする。

 

東京のいいところをかいてきたけれど、私は素直に東京サイコーとは思っていない。最低な部分もたくさんあり、地球に住むほとんどの人がもってるであろう人間らしい何かを失う気がするので、人の住む場所じゃないやばいところだとも感じている。

 

世界一といっていいほど人の欲を刺激するものに溢れているため、欲を自分で処理できない人間だったり、他者と自分を比べやすい人が住むとほんといとも簡単に病むだろう。

笑ゥせぇるすまん、や、アルバム深海付近のMr.Childrenがその様をよく表現している)

 

ちなみに私は23区には住んでおらず、都心部からだいぶ離れた、地方都市出身のわたしに合う空気に溢れる大好きなまちに住んでいる。都心部に行く時は完全に遊びに行く時。まあすぐ都心部に繰り出せる距離ではあるんだが、このくらいはなれているのがベストかな、と個人的には思っている。

 

といっても最高東京。

人が集まるのも当然な、歴史と文化と欲望と孤独のまち、東京。

いつか田舎へ帰るときまではお世話になりたい、東京。