まえがみのニンニンニン

我が名はまえがみであり前髪である。書きたいことを書きたいように書いているのである。

ゲゲゲの鬼太郎について

テーマをいただいたシリーズ7

 

アニメじゃない!!アニメじゃない!!ほんとのこーとさ~!

 

 

はい、この曲は今回のテーマに全く関係ないのですが

たった今歌いたかったので歌いました。

 

今回は国民的作品である「ゲゲゲの鬼太郎」について。

ご存知、漫画界のレジェンド水木しげる先生による漫画「ゲゲゲの鬼太郎

およびそれを原作とするアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」である。

 

アニメじゃない、という曲から記事を書いてしまったが、

今回は一番記憶に新しくちょっくらハマっていた アニメ版6期(2018-2020)

について、からゲゲゲの鬼太郎そのものについて思う事、

などを語っていきたい。

 

古きアニメゲゲゲの鬼太郎は幼き頃からテレビで再放送をしまくっていたため

見ることが多かったけれど、まとめて1から最後まで見たのは

6期がはじめてだった。

なぜみようかと思ったかというと、まあ色々あるんだけど、

その一つの理由に、レギュラー陣の声優さんがめちゃくちゃに豪華だからである。

これ、ドラゴンボール?っていう感じなのであるが、詳細は興味があれば調べていただけたらと思う。

なかでも、私は古川登志夫さんが好きなので、ねずみ男をやるってことに強く惹かれた気がする。

 

とはいえ、軽い気持ちで見始めたのであるが、いつのまにか見続けており、

いつのまにか終わっていた。

 

話は旧作と同じく、基本1話完結。別にそれにたいして大きな引きがあるわけではないのだが、私が感心したのが、古くから続くシリーズの良さ、と、新しさ、を見事にマッチさせているということだった。

ゲゲゲの鬼太郎なんて、この令和の時代にやったらどうしても古臭くなりそうなものだが、それは全く感じず、テーマとして「デジタル化した世の中で、妖怪など「見えないもの」を信じられなくなった現代人」があり、時代は変わっても、水木先生が大切に思っていたことを現代風に描き切っている感じがした。

そして「現代」や「現代人」の風刺はかなり強めで、人間と妖怪の共存、善と悪、など考えさせられる話がてんこもりであった。

間違いなく、子供がいたら子供に見せたい作品ナンバーワンって感じである。

 

また、豪華すぎるレギュラー声優陣の力も相まって、現代風にしつつも、キャラクターの魅力も際立っていたように思う。

 

見ながら感じたのは、この、アニメ作品としての「ゲゲゲの鬼太郎」というコンテンツの強さである。

昭和から続くアニメシリーズはどうしても、時代、の描き方を曖昧にせざるをえない。カツオくんはいつまでも小学生だし、ドラえもんは多分、スマホをつかわない。しかしながら、鬼太郎たちは元々歳をとらない妖怪であり、時空を超える道具も使わない。時代が変わってもそこにいつづけ、その時代の人間たちと関わっていく中で、新たなストーリーが自然に生まれるのである。

 

や、ほんと、これって、強くない????

 

もう子供向け社会風刺は全部ゲゲゲの鬼太郎が担っていいと思う。というか、担えるライバルが私の知る限りない。

 

そしてギャグとシリアスのバランスをよく保て、もちろん子供が惹かれるような怖いシーンだってある。

完璧とはこのことだといえよう。

 

これからの時代も、アニメ制作の世界の方々には、ぜひぜひゲゲゲの鬼太郎を何度もリメイクをしていただいて、子供たちに、「目に見えないことを信じる力」や「考える力」を養っていただきたい。

(水木先生がどのように「目に見えないものを信じる」ことを大切だと考えていたのかは、ぜひ、お調べください)

 

あ、あと普通に、水木先生の描く妖怪デザインは素晴らしいですよね。

最後に、東京のとある町に数年前にできたゲゲゲの鬼太郎公園にあります妖怪のオブジェの写真を貼っておこうと思います。

 

ライミングできるぬりかべ。

 

かわいい呼子

 

 

造形に気合がはいりまくっているぬらりひょん。(ほんとにステキ)